枠無し引き戸
◆引き戸と開き戸を色々な角度で比較してみました。例えば引き戸は全開放した状態で扉の前後どちらにも障害になるモノがなく、開き戸の場合、開けた状態で左右どちらかに壁があると扉自体も全て開けきる事が出来ないので開放部分が全て使える事が出来ない 、車椅子や常に大きな物を出し入れする場合には引き戸を上手にプランニングしていきたい。
ただし、プランを煮詰めていくと引き戸の扉が引き込まれる空間を作り出すのも一工夫必要になってきます。又、開き戸は扉をどちら引くか、押すかでも使い勝手大きな差が出ますよね。又、地震の時、扉が開く側に物が落ちて扉が開けられなくなり困った方もおられたとか。
最近のお客様の、開き戸と引き戸、どちらを採用される事が多いかを見た時に、やっぱり多いのは引き戸でした。
そんな中でも、あえて開き戸をご採用頂くお客様もおられます。理由には偏りがあるのですがダントツに多い、開き戸の採用理由は「開き戸の方がカッコイイから」という理由です。
引き戸は、引き込む壁に枠が入ってしまって空間のデザインを損なうのが嫌な、お客様がおられます。
最近では、枠が少なくてよい、アウトセットという、引き戸が商品化されていますが、高さが2㍍までしか作れないなどの規制があったりします。又、上のレールを天井に、下のレールを床に埋め込み枠無しの引き戸をつくらせて頂く事もありますが、建具の高さが2㍍40㎝から2㍍50㎝になり、高さがあるが故に季節によっては大きな反りが発生しする事が悩まされます。
そこで、こんな商品を今回ご提案させて頂き作らせて頂きました。高さ2㍍20㎝の枠無し引き戸です。壁に立て掛けている写真ではありませんよ。扉は左右にスムーズに移動してくれます。